会いたい人 その①
おそらく10年ぐらい前。
ミクシィが全盛期だったころ、誕生日が一緒というだけで仲良くなった女の子がいた。
名前は、まいちゃん。同い年。占い好き。
ギャルなんだけど、イケイケ感はなく、どちらかといえば田舎の大人しい子。都会に憧れてるような。
たしか始めのころは長野県に住んでて、しばらくして茨城の土浦に引っ越してきた。
ミクシィ内で仲良くしてて、2年ぐらいたったころだろうか。
ひょんなことから会うことになった。
俺は電車で3時間ぐらい掛けて土浦まで行って、たしか夕方から呑んだ。
気がついたら終電も無く、仕方なく駅前のホテルで一泊しようと考えてたら
まいちゃんも一緒に居てくれるとの事で、流れでラブホへ行った。
もちろん、事はあったし、その時の事は鮮明に覚えてる。
とても柔らかい推定Gはありそうな巨乳。
背は低く、スタイルは抜群だった。
夜1、朝1ヤって昼前にはバイバイした。
それから俺が執拗に次回をこじつけようとしてたが、結局会うことは無かった。
後日、彼女の日記曰く、その日は
ガッついて海鮮丼を食べたような感じだった。と言っていた。
よくよく考えると、少し分かる気がしてきた。
今思うに、同い年で誕生日が一緒なだけでまして生きてきた環境や好みまで分からないまま
いきなりお酒呑んでってのは、今思うと結構無茶してるな。と感じる。
俺はたぶん必死だった。会話を盛り上げるのもそうだし、いかんせん可愛い子でスタイル良かったから尚更の事。
それからは彼女が出来たり、就職したりであまり気にしてなかったけど
たまーにひょんな時に思い出す。
SNSの検索にも全く引っかからないし。
こう書いてるうちに、ミクシィ全盛期は最強の出会い系だったとも思える。
まいちゃんに会う前にも一人ヤってるからね。
しかしまぁ、まいちゃんは俺を虜にしたボディの持ち主の一人だったのは間違いない。